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暗記について

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こんにちは!
学生講師の中藤茜です。

1/14の早稲田Bクラスで先生のお話を担当しました。
今回はそのお話についてです。

お話のテーマは、「暗記」でした。

まず、新年に入って初回だったので、お正月らしい話題から入りました。
皆さんは、お正月と聞いて、何を連想しますか?
おせち、お雑煮、門松、お年玉、かるた……!!
そうです。
かるたといったら、毎年1月には、競技かるたの最高峰である、名人戦とクイーン戦が行われます。
「ちはやふる」で有名になったので、ご存知の方もいると思います。

私も、高校時代には部活で競技かるたをやっていました。
競技かるたは、札を払う手の速さや体の動きも重要ですが、
実は暗記力をものすごく必要とします。
それは大変なところもありますが、
私がこのような暗記と向き合ってきた経験を勉強にもつなげて伝えられたらと思い、
今回のお話のテーマを「暗記」にしました。

まず、競技かるたについて、ご存知でない方もいると思うので、簡単に説明します。
百人一首の札は100枚ありますが、2人の選手がそれぞれ25枚ずつ持ち札を持ち、
残りの50枚は箱にしまったままで競技には使用しません。
この25枚の持ち札は、上段・中段・下段の3段にきれいに並べます。
それから、読みが始まる前に15分間の暗記時間があります。
この時間に、50枚の札の配置を覚えます。

ルールは、自分の札を取ったら自分の札が1枚減り、
相手の札を取ったら自分の札を1枚送るというものです。
つまり、どこにある札にせよ、取ったら自分の札が減ります。
そして、先に持ち札をなくした方が勝ちです。

次に、競技かるたにおいてとても重要な「決まり字」について説明します。
決まり字とは、上の句の最初の部分の「ここまで読まれればこの札に決まる」(=取れる)部分のことです。
たとえば、上の句の1文字目が「ち」から始まるのは、
 ・ちはやぶる…
 ・ちぎりきな…
 ・ちぎりおきし…
の3つです。
「ち」の次が「は」であれば、「ちはやぶる…」しかないので、この歌の決まり字は「ちは」となります。
「ち」の次が「ぎ」の場合は、まだ「ちぎりきな…」も「ちぎりおきし…」もあり、1つに決まりません。
それぞれ「ちぎりき」「ちぎりお」まで聞いてはじめて1つに決まり、これが決まり字となります。

競技かるたの選手は、この決まり字をすべて覚えています。
覚えていないと話にならない世界なのです。

読手は、並べていない50枚の札(空札)も読みます。
また、一度読まれた札が再び読まれることはありません。

ということは、「ちぎりお」が読まれた後は、
「ちぎ」から始まる歌で読まれる可能性があるのは1つだけになりますね。
すなわち、「ちぎりき」だった決まり字は「ちぎ」に変化したことになります。
さらに、その後「ちは」も読まれたら、もう「ち」から始まる歌は1つしか残っていないので、
「ちぎ」から「ち」に変化します。
このように、試合が進行するにつれ、決まり字も変化するのです。

したがって、何がすでに読まれたか、把握していなければなりません。
決まり字の変化にもついていく必要があります。
また、札を送ると場所が変わるので、そのたびに覚え直していくことも必要です。

競技かるたで強くなるためには「暗記」がとても大事なのです。

……!?
そんなに覚えられるわけないじゃん!って、思った人もいるでしょう。
(まあ確かに、意図的に大変に思わせるような表現もしていますが…)

確かに、一部の相当上級の選手を除き、暗記もれはあります。
しかし、練習を重ね、慣れていくことで、ある程度までは誰でも暗記ができるようになります。
実際私も、高校の部活の同期も後輩も、最初は全然頭に入らなかったものが、
だんだんと覚えられるようになっていきました。

このような経験から言えることは、
「暗記力を強化するには、慣れることが一番!」です!

そしてこれは、勉強にもあてはまります。
そのことを、英単語の暗記を例にとって説明しました。

(例1)
・happy = 幸せな
・unhappy = 不幸な

「un」は否定の意味です。これを知っていれば、同様に、

・lucky = 運が良い
・unlucky = 運が悪い

も覚えやすくなります!

(例2)
・teach = 教える
・teacher = 先生 (=教える人)

動詞に「er」をつけると「~する人」という意味の名詞になります。
これを知っていれば、同様に、

・sing = 歌う
・singer = 歌手 (=歌う人)

も関連づけて覚えられますね!

これらの例からわかることは、
「初歩的な英単語を知っていれば、それに関連する英単語は簡単に覚えられる!」
ということです。

ステップアップ塾では、算数・数学を中心に指導しており、
他の教科は学校の勉強で質問があるときに対応する程度となっているのが現状で、
そのせいか英語を苦手とする生徒が多いように感じています。

そのため、今回は英単語を例に挙げてみましたが、
基礎知識があればより高度な内容も理解・定着しやすくなるのは他の教科においても言えることです。

基礎的な知識が身につくまでは、なかなか大変です。
この段階で勉強が嫌になってしまっている子も少なくありません。
しかし、ここを乗り越えることができた子は、
それまでよりもずっと速いスピードで新しい知識を吸収することができるようになります。

ところが、実際には、最初の山を越えられた子は「頭の良い子」、
越えられていない子は「頭の悪い子」という言葉で片づけられてしまうことがよくあります。
自分は「頭が悪い」のだと思って、すでにあきらめている子も見られます。
これは非常にもったいないことです。

生まれつき頭の回転の速さに個人差があることを、否定するわけではありません。
それでも、生まれつきの才能だけで学力が決まっているわけではない、
ということは生徒たちにも知ってほしかったのです。

ここまでで、競技かるたと勉強という2つの話をしてきましたが、
最後にその両方を踏まえ、全体のまとめをします。

「暗記力は生まれつきの才能だけではなく、慣れと努力で伸ばすことができる!」
「最初は苦しくてもふんばろう!その苦しみは長くは続かない」

これが、今回のお話で生徒たちに伝えたかったことです。
高校生で競技かるたを始めた人たちでも、
みんなちゃんと暗記ができるようになっています。
もっと若い生徒たちにできないはずはないですよね。

私のお話は以上になります。

寒いですので、風邪など引かないように気を付けてくださいね(*^-^*)
それではまたお会いしましょう!
中藤茜でした!

※以下、茜先生のお話に対する生徒たちの感想です。

akane_01

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