受験において、塾にいけない子ども達が塾に行っている他の子どもに比べて不利になるのには、いくつかの理由があると言えます。
その中でも、子ども達の「テスト経験値」に目をつけて対策を講じている無料塾は、なにかしらの理由でよっぽど予算や支援者に恵まれていない限り、ほぼ皆無と言えるでしょう。
予算を獲得する方法はその無料塾によって違い、いくつか方法があるのですが、たとえば当塾が極力避けてきた行政予算を前提とした塾運営をする場合、子ども達の嫌がるテストを無理に実施することは、自分達の首をしめることにつながります。
なぜならテストが苦手な子どもにとって、テストを実施するだけでも退塾のきっかけを増やしてしまうため、行政評価が下がってしまうからです。
開塾以来なんだかんだと金策に追われている当塾が、行政からの補助金をあてにせず運営を続けようとしてきた一番の理由は、このあたりにあるのです。
だからこそ作った、受験対策に有効な英単語テスト
とは言えこれも少し考えれば当たり前の話なのですが、受益対象者からお金のとれない無料塾ではたいてい運営にかかる費用を集めるために人件費を削りながら苦労をしているため、著作権のからむ教材確保はとても難しく、学校教材に頼らざるを得ない実情もよくわかっています。
そして当然、無料塾が近くにない子どもにとっては通える場所すらないわけですから、塾のサービスをよくしようがしまいが、まったくもって関係のない話なのです。
では、どうするか。
社会に文句を言ってもはじまらない。
ないなら、無理と言われようがなんだろうが作ればいい。金なら、後から集めりゃいいさ。
そんな想いから、まず私達はオリジナルの英単語テスト作成を計画し、無料公開を前提に、以下のようにさまざまな準備を進めてきました。
・2017/12/5 英単語テスト・無料公開奮闘記02~より多くの人が使える英単語テストの開発~【特徴と背景】
・2017/10/17 【感謝!】打ち込みボランティアが集まりました
・2017/10/11 英単語テスト・無料公開奮闘記01~より多くの人が使える英単語テストの開発~【英語700例文打ち込みボランティア募集!】
それから約半年。
現在、5月を目標とした公開に向けて最終調整を繰り返しています。
本教材は問題数を20問・10問・5問の中から選択が可能で、かつ白黒反転印刷もできるように工夫をしているため、20問の場合95ページ、10問の場合188ページ、5問の場合370ページの教材を2種類ずつ、用意しなくてはなりません。
なので、どうしても時間がかかってしまいました。。。
遅くなって、ごめんなさい。。。orz…
と、言うわけで以下画像はあくまでもサンプルではありますが、協力をしてくださったみなさまへの経過報告も兼ねて、イメージを掲載させていただきます。
基本的にはTable for Twoのように、購入を希望する小・中学生には無料でDLリンクを発行し、サポーターや運営団体でもあるNPO法人維新隊ユネスコクラブ会員にもDLリンクを一つ、選べるようにしたいと考えています。本当は、富士ゼロックスさんあたりと組めればいいんだけど、なぁー。
(Oさん、Nさん、お願いします。)
4月以後、いろいろ加速させますので、みなさま引き続きご支援のほど、よろしくお願いします。^ ^
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当塾のLPページが完成しました!
・「次世代日本は貧しい国!?」生まれ育った環境によって生じる、教育格差のリアル
・家庭と学校教育に潜む、教育格差の原因と背景など、現場からの声をもとに製作しています。
ぜひ、ご確認ください。
http://suj.ishintai.org
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