おかげさまで25日、2022年度ステップアップ塾の全授業が修了しました。今年も日によってばらつきはあったものの、登録人数160名を超える学生・社会人講師ボランティアが支え合い、子ども達の学習をしっかりと見守ることができたと思います。
ただ去年の暮れに開室した前橋の教室に通う児童養護施設の子ども達がコロナの濃厚接触者になってしまった関係で、当日の前橋教室だけ急遽オンライン授業の対応に。
それでも毎年最終日の恒例となった全教室のオンライン修了式は、生徒や講師そして教室が増えた関係でモニターに映る人数も多く、感慨深いものがありました。
✅ 心温まる生徒と講師によるコメントの数々
修了式はいつもより授業を早く終わらせた上で、講師と生徒で構成された7グループから代表として選ばれたメンバーが数人、オンライン上でコメントをくれるのですが、今年は新宿区北山伏町での対面授業の時から通っていた複数の生徒が中3の受験を終えたこともあり、彼らから塾や講師への感謝の気持ちを聞けたことが個人的にはとても嬉しかったです。
また講師達は講師達で活動への感想を伝えてくれたのですが、中でも「ステップアップ塾は週に一回、心をデトックスできる場所」と言い切ってくれた学生講師に対し、みんな「わかる!わかる!」とうなずいてくれていた姿が印象的でした。
✅ 4年ぶりの送別会に向けて
ちなみに当塾では協賛企業㈱八洋さんのご協力のもと、一年間頑張ってくれた学生・社会人ボランティアメンバーへの慰労と生徒達のお別れ会を兼ねて毎年3月に送別会がわりのBBQを実施していたのですが、コロナ禍以後ずっと開催できていなかったので今年こそはと4年ぶりのイベントを計画しています。修了式で挨拶ができなかった講師や子ども、そして普段はオンラインでの参加のみの生徒に対しては特に、対面で言葉を交わせる機会を演出できるだけでも嬉しく感じていたのですが、修了式が盛り上がった分、以前に増して送別会を楽しみに感じてくれた関係者は増えたのではないか、と手応えも感じました。
ただ、4年分の講師や生徒が全員参加するとは思えませんが、お別れできなかった世代の学生や生徒の人数を一堂に集めれば当然それなりの人数になるため、無料参加が前提の彼らにBBQでお肉を振る舞えば運営資金を圧迫することは必然です。そこで今年の送別会では、私が3年前から所属している前橋北部猟友会で仕留めた鹿肉を既に捌くことが出来たため、希望者に対して別調理済のモモやスネ肉をカレーのトッピングとして振る舞うことでBBQの代案にしたいと考えました。
塾の生徒に向けた食育と動物タンパク源の確保を目的にスタートさせた狩猟ですが、生徒や講師はもちろん生徒の保護者や塾の支援者までもが参加できる送別会で肉を提供することは、私にとっては正直手間でも塾にとってはまた違う意味を持つのではないか、そんな気がしています。
今春、当塾は設立10周年。現在、2023年度の新塾生を絶賛募集中ですが、より多くの子ども達に想いが伝わるよう、今後も努力し続けたいと思います。
みなさま、引き続き応援のほどよろしくお願いします。
濱松 敏廣
「子ども時代に感じたDV家庭での不条理を、他の子ども達にまで感じさせたくない。」
そんな想いで、ステップアップ塾を開塾しました。
子ども目線での「有ったらいいな。」を忘れずに、食事つきを前提とした無料学習支援を実施しています。
ヤフーニュースへの寄稿
・「おんぶ」をせがむ小・中学生たち 生育環境で得られなかった「愛」を求めて
・学習塾の自粛で”居場所”失う子たち
・子どもの「スマホ依存」、どう向き合うべきか?取り上げることが「解決」ではない場合も
・“教育格差”是正に向けた1つのヒント 個別指導型オンライン学習のメリデリ
・食べられない子どもたちの現実 “SOS”を見逃さないために大人ができること
誕生日:1976年7月2日
出 身:東京都板橋区
学 歴:明治大学経営学部卒
現 職
・NPO法人維新隊ユネスコクラブ/理事長
・ステップアップ塾/塾長
・株式会社MACH2/代表取締役