こんにちは!学生講師の岩切です!
新年度が始まって2か月ほど経ちましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?だいぶ新しい生活にも慣れてきたころでしょうか。僕は最近、20世紀の東アジア史、特に日中戦争や日本軍の南進に関する本を読んでいるのですが、高校世界史の授業の内容がいかに不足しているかを痛感しました。実は東アジア現代史は、最近資料が大量に公開された分野でもあって、ここ2,3年でかなり研究が進んでいるそうです。皆さんも、普段読まないようなジャンルの本を手にとってみてはいかがでしょうか。意外と面白い発見があったりしますよ!
授業レポート
ステップアップ塾では、授業の前に、生徒と先生が一緒になってカンタンなワークショップを行っています。
今回はまちがいさがしゲームにとりくみました。僕が講師として活動している新江古田教室では、先生2人と生徒2人の4人でチームになって、3つのまちがいさがしに挑戦しました!
目の前にプリントが用意されると、「さあ、始めてください!」と言わずとも、子どもたちは一斉にまちがいを探し始めます。ワークショップでは、基本は子どもたちが主体になって、「一個みつけた!」「この辺り怪しいから探してみよう!」とコミュニケーションを取り合います。先生たちは「あと4つ探さなきゃだね!」「この辺りも怪しいんじゃない?」と子どもたちのサポートをしていきます。ワークショップの時はにぎやかな新江古田教室ですが、この日はいつにもまして盛り上がっていました。
20分ほどでワークが終わると、それぞれ勉強に取り掛かり始めます。江古田教室の生徒たちは勉強モードへの切り替えがとても早いんです。僕は、この日は小学5年生の子を担当しました。
この日取り組んだ単元は、密度や割合の計算でした。彼は非常に飲み込みがはやく、伝えたことをすぐに理解してくれましたし、「なんでこの答えになったか教えて!」と聞くと、丁寧に説明してくれました。分からないことは積極的に聞いてくれる子で、「これってどういうこと?」「計算これで合ってる?」などたくさん質問してくれました。生徒とのコミュニケーションが活発なのも、ステップアップ塾の授業の特徴です。
好奇心も旺盛なように思えたので、プリントの問題からは離れて、「日本の平均人口密度を一緒に計算してみよう!」と提案したら、ノリノリで協力してくれました。密度の計算の仕方だけではなく、概数の考え方や、大きい数の割り算も学べる良い機会になったようです。こうやって、算数/数学を現実の世界と結びつけていくことで、意外な発見があったり、ただの数字にしか見えなかったものに面白さを感じたりするきっかけが生まれると考えています。
1回の授業では子どもの成長は感じづらいかもしれませんが、それを半年、1年と続けていると子どもは驚くほど成長します。自分が教えていた生徒がどんどん成長していく様子を見れるのも、この塾でボランティアを続ける一つの理由になっていると思います。
次回の授業レポートは、6月1日になります。乞うご期待ください!