困っている子どもは、本当に見えにくい、という話。
晩ご飯は、子どもたちが「勉強がんばったら美味しいご飯が待っている!」っていう、
モチベーションの一つにしてほしくて、
またいつも一人でご飯を食べていたり、
家庭不和で落ち着いてご飯を食べられないお家の子どものために、
やっぱりご飯は必要だよね、ということで食事つきの塾にしました。
正直言って、現代社会の中で、相対的貧困と言っても、
食事に苦労するほど困窮している家庭の子どもは、
そう身近にはいないだろうと、当初は考えていました。
ある年のこと。
なにげなく中学生の男子と世間話をしていたら、
昨日の晩ご飯は大学芋とご飯だけだった、
普段から晩ご飯のおかずは一品くらいで菓子パンの時もある、
朝食はお母さんが体が弱く朝起きて作ることができないので、
食べる日はあまりない、
学校の給食が最初のご飯になることが多い、
と話していました。
ものすごく身近に、食事に困ってる子どもがいることに、
正直驚きました。
彼は、背も小さくないし、ひどく痩せ細っているというわけでもなく、
そんな話をしなければ気付かなかったです。
これが、見えにくい問題、ということなんだなと感じました。
食事に困っている=外見で分かるだろう、
という思い込みがありますが、
実はそんなことないんですね。
なので、きっと塾に通っている間は、
彼はご飯の時間が楽しみだったと思います。
ステップアップ塾で食事を作って下さっている皆さんは、
そんなこと言わなくても分かっているのかもしれません。
いつも美味しくて栄養満点の食事を作って、
笑顔で子どもたちを迎えてくれるのです。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
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ステップアップ塾設立当初から事務局を務めています。
塾を続ける中で、二児の母となりました。
塾生の皆さんや保護者の皆さん、ボランティアとして参加される皆さんが楽しんで続けることができるよう、鋭意努力してまいります。
◆誕生日:1979年
◆出 身:群馬県前橋市出身
◆学 歴:法政大学文学部卒業