こんにちはヾ(・∀・)ノスタッフの星野です。
いつもは先生のお話の時間は先生にお任せしているのですが、
今日(11/12)を最後に、産休&育休に入らせていただくということで、
珍しくお話の時間をいただきました。
毎週塾に参加してみんなを見ている中で、伝えたいことはいろいろあります。
普段は「宿題してきた?」「ちゃんとあいさつした?」など口うるさく(`・ω・´)言いますが、
実はそんなこと(いや、それも大事なことですが・・・)より伝えたいことがあります。
今日は、その中でも3つの伝えたいことを山登りの話を交えて話しました。
一つ目は「人と自分を比べない」ということ。
二つ目は「自分が頑張ったことをきちんと認める」ということ。
三つ目は「大きな夢や目標を必ず持たなくちゃいけない!なんてことはない」ということ。
例えば、山に登りに例えたら、一番早く頂上に立てる人は「すごいね」「優秀だね」なんて言われたりします。
もちろん、その人は回り道をすることなく早く登ることを頑張ったわけで、評価されて当然です。
でも、寄り道しながら少しずつのんびり登る人だって、
その人なりに頑張りながら登っているわけです。
山に登る前に高地トレーニングをする人がいたとして、
他の人が登っている時間を全てトレーニングに費やしてしまったとしても、
トレーニングを頑張った人もその人なりに頑張っているのです。
そういったことを、早く頂上に到着した人と自分を比べて、
「なんて自分はダメなんだ・・・」と思わないでほしい!ということ、
そしてどうしても比べたくなってしまうのならば、過去の自分と比べよう!ということでした。
その人なりに頑張っているのですから、遅くたって地上にいるときよりも少しは高いところにいるんだ、
トレーニングをする前よりは体力が付いたんだ、ということを認めて、
前と比べて成長した自分を大事にしよう、否定しないようにしよう、という話でした。
これが一つ目と二つ目のメッセージです。
三つ目のメッセージは、
山登りの話しでいけば、必ず立派で大きな山に登らなければいけないと思わなくてもいい、
という話です。
大人が「将来の夢は何?」と聞くとき、どうしても何か立派な職業を答えることを期待して質問しています。
そして、子どもはそれを知っていて、何か立派な職業を答えなければならない、と思って答えます
(本当にその職業に就きたいかどうかは別として・・・)。
本当は、どんな人でありたいか、どんな風に生きていきたいかを考える方がよほど大切なことなのに、
いつの間にかその手段となる「職業」が「夢」に成り代わっているように感じ、
すごく窮屈な考え方だな~と、私は思っているわけです。
職業は手段ですから、大人になって転職したって、悪いことなんてちっともありません。
なのに、何か立派な職業を目指して勉強や訓練を頑張ることをしないと、
何かいけないような、幸せになれないような、
そんなイメージを押し付けられているような気がしてしまう・・・。
これはとっても辛いことだと思うのです。
大きな夢が自分の価値を決めているような考え方になってしまいますから。
もちろん、具体的な職業に向かって努力することは、すばらしいことです。
でも「夢がない私は何てダメなんだ」としょんぼりしてほしくない!ということも、
強く言いたいことの一つです。
子どもたちは、本当に素直でけなげなもので、
大人が期待することに答えよう、親をがっかりさせないようにしよう、と無意識に頑張るんですね。
何か、立派な夢を持っていることにしよう、そういう自分を見せてあげようと無理してしまうのです。
でも、そのことが逆に自信のない自分や、ちょっと苦しい毎日を過ごしている自分を作っているならば、
それは違うと思うのです。
だから、登る山は、大きくても小さくてもいい、
今より少し楽しい自分だったり、少し苦しくない自分だったり、少しかっこいい自分だったり、
そういうことでも十分に山なんだよ、という話をしました。
これが、三つ目のメッセージです。
それで、生徒たちからもらった感想は、以下のとおりです。
・・・なぜか上から目線のコメントが必ず混ざっているのが、毎回面白いです(笑)。
そして、この日は私がしばらくお休みに入るということで、
皆さんから励ましメッセージの色紙をいただきました!
みんなが結構気を使ってコメントしてくれているんだな~(*´v`*)成長したな~(*´v`*)と嬉しく思うと共に、
4年生の生徒からの「子育てがうまくいきますように」とのコメントに、
思わず笑ってしまったのは言うまでもありません。
みんな、これからも先生と仲良く勉強を頑張るんだぞ!!
ステップアップ塾事務局 星野和香子
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◆誕生日:1979年
◆出 身:群馬県前橋市出身
◆学 歴:法政大学文学部卒業