「教育支援は、本来日本政府が考えるべきことだ!」–
教育格差という言葉自体、あまりメディアでの報道がされていなかった開塾当初、当塾への支援や協働を呼びかけると、私は決まって冒頭に書いたような冷たい反応をぶつけられた。そしてそれは大抵、途上国支援の好きな元教育関係者に多く見られる反応だったことが印象的で忘れられない。
自国民や家族に平然と我慢や苦しみを押しつけるのは何も教育格差の問題に限ったことではないが、所得格差に苦しむシングル家庭を自己責任論で切り捨てる大半のエリート層は、負のサイクルに苦しむ家庭の気持ちがわからぬまま教育格差を理屈で語り、学級崩壊やいじめ問題の根本的解決から目を背けたまま、解決するはずのないうわべの格差是正を謳う。
そもそも現在の教育の基礎は明治時代、大家族制の中で育児も教育も社会が支え合うことを前提に定められた制度である。核家族化が進み育児や教育を学校の現場と母親だけに押しつける社会制度では、機能不全に陥るのは当然なのだ。
また教育格差を問題視すると、どうしても学習テクニックに意識が向けられがちだが、テクニック以前に学力向上には心の落ち着きが必須である。だからこそ当塾では4つのカリキュラムで心を育て、学力向上に努めている。当塾に通い、学力の向上著しい大半の生徒は、当塾が掲げるカリキュラムの意味と向き合った子ども達ばかり。残り半年、生徒はもちろん保護者の方も他人任せにせず、ぜひもう一度当塾のカリキュラムと向き合って欲しい。良い結果が、必ず生まれるはずだ。
ステップアップ塾 塾長 濱松 敏廣
※2016年9月1日より、毎月紙媒体として発行されている学級新聞(4P〜6P)から、定期的に塾長担当記事の「VOICE」のみを転載しています。学級通信は、当塾への支援者を対象に送付、または授業参観にお越しの方への参考資料としてお渡ししています。
濱松 敏廣
「子ども時代に感じたDV家庭での不条理を、他の子ども達にまで感じさせたくない。」
そんな想いで、ステップアップ塾を開塾しました。
子ども目線での「有ったらいいな。」を忘れずに、食事つきを前提とした無料学習支援を実施しています。
ヤフーニュースへの寄稿
・「おんぶ」をせがむ小・中学生たち 生育環境で得られなかった「愛」を求めて
・学習塾の自粛で”居場所”失う子たち
・子どもの「スマホ依存」、どう向き合うべきか?取り上げることが「解決」ではない場合も
・“教育格差”是正に向けた1つのヒント 個別指導型オンライン学習のメリデリ
・食べられない子どもたちの現実 “SOS”を見逃さないために大人ができること
誕生日:1976年7月2日
出 身:東京都板橋区
学 歴:明治大学経営学部卒
現 職
・NPO法人維新隊ユネスコクラブ/理事長
・ステップアップ塾/塾長
・株式会社MACH2/代表取締役