こんにちは!
ステップアップ塾では、独自の取り組みとして、授業前にミニワークショップを行っています。
例えば、こんな感じです。
これは、みんなで言葉を使わずに誕生日順に並ぶ、というワーク。自然と、手で数字を表しながら並んでいきます。
これは、チーム対抗のクイズ大会。先生の出題にみんなで知恵を合わせて答えます。
これは、チーム対抗の「ペーパータワー」ゲーム。紙だけを使って一番高い塔を作れるのはどのチームかな?
これは、低学年クラスで「百人一首に取り組んだ時の様子です。聞きなれない古語を聞いて、なんとかやってます。
そして昨日は、お話しを聞いて要約して伝えるトレーニング。全員で同じお話しを聞いて、それぞれが先生にどんな話だったかを伝えます。(複数の子どもから話を聞いた先生は、きっと面白かったでしょう!)
他にも、遊び的なワークもあれば、学生の先生が大学で勉強している話をしてくれる時もあり、またSSTを取り入れた「人の話を聞くときには、どんな風に聞くのがいいのかな?」を実験するワークなどもあります。
・・・お気づきですか・・・?
一年を通じて、少しずつ課題が難しくなっていきます。
このワークショップの時間を通じて、
「あの子って、すごく物知りなんだよ」
「あの子は、すごく頭の回転が速いんだね」
「あの子は手先が器用なんだね」
「あの子は控えめだけどみんなと協力してできるんだね」
といった具合に、勉強以外のよいところが見えてきます。
もちろん、先生目線だけではなく、子どもたち同士が、そのようにお互いを「あの子って、すごいところがあるんだ・・・」というまなざしで見つめはじめます。
「お互いを尊重しましょう」って学校などで言われても、正直「そんちょーって、なに?」みたいな気持ちになりがちですが、
ワークを通じて友達の勉強以外のよいところを見ることで、自然と尊重し合います。
だから、全体的に仲良しです。
学年が違っても、学校が違っても、勉強が得意でも苦手でも、みんな何となく仲良く過ごすことができています。
休み時間も、
友達と遊ぶ子、
先生とおしゃべりする子、
ピアノを弾く子、
小テストの勉強をする子、
本を読む子、
調理場に晩ご飯の下見に行く子、
いろいろいますが、
みんなそれぞれ好きに過ごす、いじめたりからかったりしない、
それぞれ「あなたはそうやって過ごすのね」という感じて共存しています。
もう一つ。
指導側にとっても、大きな意味があります。
ワークを通じて
「この子は、競争があった方が頑張れるんだ」
「この子は、素直に話を聞けているようで、話を咀嚼することが難しいんだ」
「この子は、自分言語が豊富にあるけれど、人に話すことが得意じゃないだけなんだ」
などなどです。
そしたら、勉強を一緒にするのに、少し工夫が必要だな、とこちらも学ぶわけです。
お互いが良いところを認め合って、仲良く過ごせる場所があるって、
ココロにとってはとっても健やかなことだと思うのです。
ステップアップ塾の授業前ワークショップでは、
一年かけて、少しずつココロメンテナンスをしていきます。
事務局 濱松和香子
ステップアップ塾設立当初から事務局を務めています。
塾を続ける中で、二児の母となりました。
塾生の皆さんや保護者の皆さん、ボランティアとして参加される皆さんが楽しんで続けることができるよう、鋭意努力してまいります。
◆誕生日:1979年
◆出 身:群馬県前橋市出身
◆学 歴:法政大学文学部卒業