塾長便り 課題解決の工夫

アクティブラーニング実践編〜カーナビを用いたリモートワークの提案①〜

投稿日:2020年7月18日 更新日:

塾にせよ自習室にせよオンラインによるリモートワークを行う場合、いかに安定した通信環境を構築するかが活動の鍵となります。

しかし塾長としての私は、例え人に会わなくとも運営上の準備を含めたさまざまな理由で移動をすることが多いので、家庭や事務所での固定回線を強化するだけでは不十分。

教材や食材などの移送手段である車中では、必然的にモバイルPCやモバイルルーターなどを活用していたのですが、リモート学習に必須なWebex meetingを使うだけの観点で言えばモバイルと言えどもPCは少々重い上に置き場所に困り、スマホやiPadはイヤホン必須に加えて手元資料を見るにはサイズがイマイチなため、実はなかなかストレスを感じていました。

そこでこの度それら課題を解決すべく、予算の少ない制約のもとでできることはなにかを考えた結果「カーナビを用いたリモートワーク」と言うテーマを思いつきました。企業CSRを頼り、商品提供をお願いする方法です。

話を聞いていただけるかはともかく、まずは企画書を書いたところカーナビ界の優良企業・パイオニア㈱のCSR担当者様に相談させていただくことが出来ました。すると幸いにも内容を評価され、上位機種のカーナビAVIC-CZ910とバックモニターTVM-PW930をご提供いただく運びとなったのです。

参考)提出した企画イメージ写真の一部。もちろん合成。

せっかくなので、ただショップに持ち込んで取り付けをお願いして終わるよりも自分で取り付けをした方が面白いと思い、配線周りを含む車の整備や改造に詳しいお友達の平田さんにDIY指導をお願いしつつ、その様子をログに残すこととしました。ちなみに平田さんは開塾以来、さまざまな状況で「こっそり」技術指導をしてくださっていた先生です。^ ^

これも一つのアクティブラーニング、ですのでお時間ある方は暇つぶしにお読みください。

✅ カーナビ取り付けDIYログ

実際にカーナビを取り付けるのは、団体所有の平成17年式パッソ。新潟の支援者である小山さんからご紹介をいただき、今年の五月に歯医者の古川先生から無料でお譲りいただいた車両なので、末長くそして大切に乗り続けるためにもナビはこちらの車両に取り付けることにしました。

まずはじめに今回取り付けする機器ですが、せっかくナビ本体の配線を触るなら手間はあまり変わらないのでバックカメラを購入し、一度に取り付けすることに。
平田さんのアドバイスに従いつつ、バックカメラ→バックモニター→カーナビと言う順序で取り付けに挑戦です。

◆バックカメラの取り付け

まずカメラの設置場所を決めたら、配線を室内に入れるための隙間を探します。

車種によって違うと思いますが、平成17年式パッソの場合ナンバープレートの隙間からラゲッジルームに通じる穴があったため、穴を新たに開ける必要はありませんでした。

室内に配線が入ってからは、各種ピラーカバーなどに配線を押し込みつつカーナビ本体のあるセンターコンソールまで、丁寧に配線を這わせます。時間はだいたい、30分ほどで終わりました。

◆バックモニターの取り付け

バックモニターはヘッドレストに取り付けるタイプで、かつ電源が中央寄りについていることから、平田さんのアドバイスに従いヘッドレストの差込口からシートの内部に配線(電源&HDMI)を通すことにしました。手探りで配線を引き込む際、ちょっとした紐をテープで巻きつけながら工夫することで、配線やカプラー部分へのダメージを減らせるようです。

配線をいかに綺麗に隠すか、が鍵のようです。

それから足元のフロアカバーに切り込みを入れて配線を隠しつつ、カーナビ本体周辺まで配線を引き込みます。この作業はだいたい40分ほどで終わりました。

◆カーナビ本体の取り付け

まずはショートしないよう、バッテリーのマイナス部分を外してからいよいよ本体の取り付けに挑戦です。

案外忘れがちなので、DIYをされる場合は気をつけましょう。

と、その前にシール式のGPSアンテナを貼り付けてから配線を新たにつけていきます。これは平田さんにとっても初めての作業だったらしいので、最も気をつけながら作業に取り組みました。

電極をシールで貼り付けるだけなんですね。なるほどーって感じ。

そしてもう一つ、マイクの取り付け位置を決めて配線をわかるようにぶら下げたら、いよいよセンターコンソール周辺のカバーを外しつつ、もともとついていたカーオーディオも外していきます。

前情報では平成17年式のパッソはセンターコンソール周辺のカバーを外すのが手間だと聞いていたのですが、指導をしていただきながら適切なツールを使っての作業だったため、正直そこまでの苦労には感じませんでした。

ハーネスを準備して配線内容をその都度、認識しておく必要があります。

一通りのカバーを外した後は、バックカメラとバックモニターの各種配線を裏から写真のように引き込み、あとは説明書通り本体にパチリパチリと配線の端子をはめ込んでいくだけの作業なので、さほど難しくはありません。

あとは純正オーディオについていたステーをナビ本体につけ、元どおりに配線類を押し込んでからネジ留めを行い、
・ナビのGPSが機能しているか
・バックモニターは映るか
・バックカメラは映るか
のチェックが出来たら、作業終了でした。

iPadカーナビアプリとは違って、凄まじい精度。画質もすごく綺麗。
フィルムカバーをとるか、迷いますねw。
バックカメラ、映ってるよ!の図。

今回の取り付けはお話をしながらゆっくりと作業をしたのですが、結局は17時前に全ての作業を終えることができました。車両提供をしてくださった古川先生、機材提供をしてくださったパイオニア㈱様、取り付け指導をしてくださった平田先生には改めて、感謝をいたします。

さまざまな分野に詳しい人から直接学べる機会と言うのは誰にでもあるわけではないと思うのですが、将来的にはさまざまなジャンルの学びを子ども達に提供できたらと考えていますので、乞うご期待です。^^

次回、カーナビを用いたリモートワークの提案②につづく予定です。

おわり。

-塾長便り, 課題解決の工夫

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  1. […] マホとカーナビを利用した「車内会議室化プロジェクト」でした。先日の記事ではDIYでのカーナビ取付体験を書かせていただきましたが、今回は実際の授業時における使用レポを書いてみ […]

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