そもそも隔離病棟で長期入院をした元塾生への対応ができなかった経験から、4年前に始めたインターネットを用いた遠隔授業への準備。
コロナ禍によって、試行錯誤をしながらの前倒し導入であったことは否めないが継続は力なり、だ。半年もすると生徒も講師も手元カメラを含むさまざまなオンラインツールを各自が使いこなすようになり、遠隔指導で一番恐れていた生徒と講師の信頼関係構築もどこの教育機関よりも工夫し、スムーズに実現出来たように思う。
年度の最終授業となった2月25日の授業後にwebexの画面上で行った撮影会では、いつも写真を嫌がる子どもまでもがカメラをオンにしつつ、ビッグスマイルを見せてくれたことが、そう断言できる何よりの証だ。
本来ならみなさんにも彼らの喜びの顔を見て欲しいところだが、画像処理なんて野暮なことをして写真をここにアップするよりも、みなさまの心の中で描かれるであろうビッグスマイルの想像力に期待しつつ、報告に代えさせていただければ幸いだ。
✅ 自習室に届けられた多くの支援品とYahooニュースへの寄稿記事
オンライン授業にも関わらず、ここまで温かい雰囲気の中で授業が出来たのは塾生の柔軟さはもちろん、何より当塾の試行錯誤に毎週つきあってくれた学生講師が多数いたからだ。そして2020年度だけの話でも他に、トレーラーハウス自習室の移設に始まり、紫外線殺菌システムの導入や新江古田B.Oの開室とリフォーム、キッチンスペースの制作に英語本棚の設置など、子ども達の学習環境作りに力を貸してくれる支援者を「リアル」に感じることが出来る場所があるからと言える。当塾の強みはなんと言っても、学生講師をはじめ「支援者の温もりが循環している環境」にあると言っても過言ではないのだ。
また温もりを感じているのは、受益対象者である生徒だけではない。我々運営者にも、その愛はしばしば届く。
と言うのも最終日、新江古田B.Oに入って驚いた。当塾の「Amazon欲しいものリスト」に入れていた商品が多数、室内に届いていたのだ。
これは2月21日に私がYahooニュースに寄稿した記事を読んでくれた方が、送ってくれたギフトだ。
過分にも数百万人のアクセスをいただいた記事ではあるが、定期的な記事掲載に関するきっかけをくださった関係者の方にも改めて、お礼をお伝えしたい。
「心より、感謝しています。本当にありがとうございます。」
無償の愛は、無償の愛を呼ぶ。
次年度に向けた活力をいただいた気持ちだ。
もっともっと、頑張らねば。同志はたくさん、いるんだから。
濱松 敏廣
「子ども時代に感じたDV家庭での不条理を、他の子ども達にまで感じさせたくない。」
そんな想いで、ステップアップ塾を開塾しました。
子ども目線での「有ったらいいな。」を忘れずに、食事つきを前提とした無料学習支援を実施しています。
ヤフーニュースへの寄稿
・「おんぶ」をせがむ小・中学生たち 生育環境で得られなかった「愛」を求めて
・学習塾の自粛で”居場所”失う子たち
・子どもの「スマホ依存」、どう向き合うべきか?取り上げることが「解決」ではない場合も
・“教育格差”是正に向けた1つのヒント 個別指導型オンライン学習のメリデリ
・食べられない子どもたちの現実 “SOS”を見逃さないために大人ができること
誕生日:1976年7月2日
出 身:東京都板橋区
学 歴:明治大学経営学部卒
現 職
・NPO法人維新隊ユネスコクラブ/理事長
・ステップアップ塾/塾長
・株式会社MACH2/代表取締役