私とワカ先生は、2010年の5月から12月までの約7ヶ月の間に、自転車とリヤカーを使って47都道府県・日本一周の旅をしたことがある。目的は日本文化をテーマとしたドキュメンタリー映画を製作すること。自分たちで立案しスポンサーを募る、まさしく体当たりの企画である。
残念あがら帰京したその3ヶ月後に東日本大震災が起こり、製作資金の提供を約束してくれてた人の多くがスポンサーを降りてしまったため映画製作は延期となったが、その旅で私たちはたくさんのことを学んだ。
中でも特に印象深かったことを三つ挙げるとすれば、
- 各県には素晴らしい食文化や歴史、地域を支える人がいる、ということ
- 道路、屋根、水の出る環境は、先人が作り上げてくれたものだ、ということ
- TVやインターネットなどで語られる情報の多くは嘘も多い、ということ
である。
普通の大学教育過程を修了しただけでは得られない、貴重な体験ができたことに感謝をすると共に、人生を面白くするのもつまらなくするのも自分の心がけ次第であり、多少の困難は乗り越えられることを私は改めて知った。
当塾では清掃活動やお茶会など、通常の塾では課外授業にすらならないような体験をカリキュラムに入れているのだが、そんな面倒なことをする理由はなにか?自分たちで考え、感じてみて欲しい。当塾を通じて大人たちが君たちを支援するのはなぜか。考え、そして感じることのできる感性を身につけよう。
ステップアップ塾 塾長 濱松 敏廣
※2016年9月1日より、毎月紙媒体として発行されている学級新聞(4P〜6P)から、定期的に塾長担当記事の「VOICE」のみを転載しています。学級通信は、当塾への支援者を対象に送付、または授業参観にお越しの方への参考資料としてお渡ししています。
濱松 敏廣
「子ども時代に感じたDV家庭での不条理を、他の子ども達にまで感じさせたくない。」
そんな想いで、ステップアップ塾を開塾しました。
子ども目線での「有ったらいいな。」を忘れずに、食事つきを前提とした無料学習支援を実施しています。
ヤフーニュースへの寄稿
・「おんぶ」をせがむ小・中学生たち 生育環境で得られなかった「愛」を求めて
・学習塾の自粛で”居場所”失う子たち
・子どもの「スマホ依存」、どう向き合うべきか?取り上げることが「解決」ではない場合も
・“教育格差”是正に向けた1つのヒント 個別指導型オンライン学習のメリデリ
・食べられない子どもたちの現実 “SOS”を見逃さないために大人ができること
誕生日:1976年7月2日
出 身:東京都板橋区
学 歴:明治大学経営学部卒
現 職
・NPO法人維新隊ユネスコクラブ/理事長
・ステップアップ塾/塾長
・株式会社MACH2/代表取締役