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より多くの支援を必要とする子ども達のために

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「おかげさまで第1志望の都立〇〇高等学校に無事合格いたしました。 息子も家族もとてもよろこんでおります。 これもひとえに先生方の丁寧なご指導のおかげと心より感謝いたしております。 息子を入塾させていただき学習の機会を与えてくださったこと大変感謝いたしております。 毎週の先生方の授業を楽しみに2年間一度も塾へ行くのを嫌がったことはありませんでした。 また計画を立てて学習する習慣が身につきました。 いつも熱心に勉強の面白さや大学、社会での経験を教えてくださったT先生、K先生のご指導は息子の今後の人生の指標になることと思います。 どうもありがとうございました。 Sより」

一年間、コロナ禍のせいでオンライン授業に終始した当塾の学習支援ではあるが、例年通り今年も上記のような喜びの声が事務局に届いている。

これも温かい雰囲気の中で一定水準の学習指導が出来た一つの証だと、毎年ありがたくメッセージを拝読している。その反面、毎年志望校に合格する受験生を輩出し、受験生以外の多くの保護者からも感謝の声があるにも関わらずGoogleやインターネット上の評価はイマイチ奮わない。それはなぜだろうか?まとめてみた。

✅ たった7件しか出て来ない、当塾の口コミ

ご存知の通り、Googleの口コミ評価は、個人アカウントから評価がつけばつくほど、検索時に上位表示される

家庭環境などに困難を抱え、塾に通いたくとも通えない小・中学生が無料塾を探す場合、たとえば「塾 無料 東京」「無料塾 新宿」などと言う形でインターネット検索をかけるはずだが、ページの上位に当塾が表示されない限りどんなに想いを込めて良い活動をしたとしても、支援が必要な子どもや保護者の目に情報が届く可能性は極端に低くなる。

だからこそ我々有志はさまざまな広報の手を尽くし、子どもに情報を届けるべく相当な時間や予算を使って情報発信の努力をしている。そして毎年度末には塾生の保護者にもGoogle評価の協力をお願いして来た。

しかし4月で8期を迎え延べ250人以上の塾生を受け入れて来たはずの当塾のネット評価は、悲しいことに数年の間でたった7件しか出て来ない。しかもその7件の評価はほぼ全て、ボランティア講師がつけてくれたものだ。

インターネット環境さえあれば数分で済む作業にも関わらず、なぜここまで保護者が協力をしてくれないのだろうか?年間凄まじい時間を子ども達の学習支援に費やしている運営の立場からすると正直残念に感じていたし、お礼のメールをそのまま口コミにして欲しいと思う立場であったが、最近になって保護者のその微妙な心理を知ることが出来たので、冷静に対処法を考え、支援者のみなさんと共有したいと思う。

✅ 自分の子どもが「入塾できない可能性」を恐れる保護者たち

その理由を端的に書けば、入塾への競争率が高まることを嫌がる保護者の心理である。

多い時は20人以上のキャンセル待ちが出る当塾では、入塾に関する競争率は決して低くない。人目に触れて申し込みが増えれば増えるほど、自分の子どもを入塾させる可能性が下がるなら、「身勝手ではあっても、塾の情報を広げる協力をしない方が良いのではないかと感じてしまう」、と卒業した保護者がこっそり気持ちを教えてくれた。言われてみれば、「なるほど、然(さ)もありなん」だ。

しかし当然の話だが、当塾の情報が支援を求める子どもに届かないのであれば、塾の規模を広げるために協力してくれるスポンサーもこれ以上に集まることはない。それはつまり、キャンセル待ち20人を入塾させる未来がなくなることに等しいのだ。

そこで私は考えを変え、GoogleやFacebook評価を保護者に頼むのではなく、当塾の支援者に保護者の心情を伝え、改めてみなさんに評価をお願いすることにした。

もちろん次年度の塾生受け入れ人数は、前年比+10人と増やした上でのお願いである。ニーズが数値に表れるからこそ、教育格差で苦しむ子どもも減らすことが出来るのではないだろうか。

お手数ではあるがこの記事を読んでくださっている皆様の数分をいただいて、評価へのご協力をお願いしたい。

「ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。」

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