塾長便り 温かいサポーター達

卒塾生からのメッセージ

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受験シーズン、である。

先日、中3の塾生から新たに高専合格の連絡を受けた。コロナ禍のためオンラインが中心の個別指導とは言え、第一志望の高校に合格する生徒は少なくない。

学生講師にはPCモニターに映る自身の表情や「生徒を褒める」教育を徹底したからであろう。管理者画面に映し出される生徒も講師も、日頃から笑顔に溢れた授業が実践出来ているため、雰囲気の勝利だなと改めて感じることが出来る。これもひとえに、良いボランティア講師が集まっている証拠なのだろう。

塾の運営者としてはそれだけでも充分嬉しい報告なのだが、現在大学に通う卒塾生の保護者から、先日とあるメッセージをいただいた。その内容は下段に譲るが、支援者のみなさまや保護者のみなさまにとっても喜ばれる内容だと思うため、ここでも共有したいと思う。
※掲載許可は、もちろんいただいています。

これまでの自分の歩みと、2030 年の自分

文 R.O


 この度、私は自身のこれまでの歩み、そして2030年の自分をテーマに記述していく。はじめにこれまでの自分の歩みについて記していきたい。
 私が中学二年生の時、両親は離婚した。きっかけは母親がパニック障害を発症したことであった。母親は長年、父親からのモラルハラスメントに耐え続けてきた。その限界を「発作」 という形で体が訴えたSOSであった。それを機に、私の人生は180度変わった。当然のごとく両親は別居。母親はパニック障害の影響で体調が悪い日々が続いた。もちろん働くこともできないため、私は家計を気にして友達と遊びに行く小遣いをせがむことすらできなか った。しばらくすると両親は調停で争うようになった。その頃から、「同年代の友人の家族は家族仲良く過ごしているのに、なぜ私は両親が争う姿を見なければならないのか。」「なぜ 友人たちは受験に向けて学習塾に通っているのに、自分の家庭は通塾できないのか。」「どうして普通の中学生が持たなくていい悩みを抱え続けなければならないのか」「そもそも、なぜ他人に自分の人生をここまで狂わされなければならないのか。」と考えるようになった。 自分の「生きる意味」が分からなかった。

 当時は本当に人生の「どん底」であった。しかし、今振り返るとそれらの出来事は決して悪い事ばかりではなかったと感じる。学習塾に通えない代わりに通い始めた無料塾で、人生の恩師に出会えたこと。当時両親からのプレッシャーで「超生真面目少年」だった私が、肩の力の抜き方を覚えたこと。成績を落としたが、その後進学した高校でたくさんの友人に出会えたこと。学校の先生や無料塾を支援する企業など、それまで気がつけなかった「たくさんの大人に支えられている」という事に気がつけたこと。そして今、自分の人生を歩めていること。すべて「あの出来事」がきっかけで得られ、今の私を形作っているものだと感じるようになった。また、私は当時の自分を支えてくれた沢山の大人に感謝している。私は、「自身の人生を輝かせること」がそういった人たちへの一番の恩返しになると感じる。
 私の夢は、当時の私のような境遇にある子どもたち、格差に苦しむ子どもたちを救う事だ。だからこそ私は現在、大学で教員免許の取得を目指して日々勉学に励んでいる。8年後の2030年、28歳になった私は、「当時自分を救ってくれた人たち」と同様、今度は自分が支えられる立場になれるように現在、 1日1日を大切に日々精進していきたい。

生徒にも伝わった、循環する気持ち

上記作文について個人的な感想も書かせていただけるなら、卒塾生徒の気持ちが嬉しいのはもちろんモラハラで苦しんだと言うお母さんからのメッセージをいただけたことが更に嬉しく感じられた理由でもある。

あくまでもこれは余談であるが、一昨年亡くなった父のDVに苦しめられながら、安息の期間を持たずしてついには認知症になってしまった我が母を想うからであろう。DVやモラハラ家庭で育った私だからこそ、強く感じることがあった。

頑張る気力をいただいた。今後も、更に頑張りたいと思う。

-塾長便り, 温かいサポーター達

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