今日は、学級崩壊のことを少し書きます。
なぜなら学級崩壊も、教育格差につながる一つの要因だからです。
ステップアップ塾に来ている子どもたちの中で、「学級崩壊を経験したことがある」と答えたのは、全体で約25%に当たります。
中には、小学校に通っている間、2回にわたり学級崩壊になった、と回答している子どももいました。
学校に行って授業が始まっても、授業が成立しない(授業中に遊んでいる子どもがいたり、授業を聞かないでおしゃべりをしている子どもが大勢いて、先生の注意も聞かない)状態をイメージして下さい。
自分がそのクラスの一人だったとします。
授業を集中して聞いていられると思いますか?
その状態の教室に行こうと思いますか?
その学年が終わったとき、勉強が身に付いていると思いますか?
大人への信頼感を持続できると思いますか?
ある年の塾生のお母さんから話を聞くと、
お子さんが通っていた学級崩壊のクラスでは、
先生がプリントを配るとその場でくしゃくしゃに丸めて投げ合って遊んでいる生徒がたくさんいたんだそうです。
先生も傷ついたと思いますし、同じクラスで勉強をしたいと思っている子どもの心もくしゃくしゃにされただろうなと、胸が痛みました。
その一年間は、その子は嵐が過ぎるのを待つように過ごすしかなかったのだと思います。
学校がうまく対応できて、授業が成立する状態に戻れればいいのですが、失われた時間は戻りません。
その間の授業も、戻りません。
それでも、4月になったら次の学年になってしまって、前の学年の勉強は分かっているよね、ということで次の勉強が始まってしまいます。
学校の仕組みが見直されないかぎり、「塾」はずっと必要とされる存在になるんだろうな、と思いますし、それは格差がなくならないことも同時に意味するのかなと思うと、胸が痛いです。
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ステップアップ塾設立当初から事務局を務めています。
塾を続ける中で、二児の母となりました。
塾生の皆さんや保護者の皆さん、ボランティアとして参加される皆さんが楽しんで続けることができるよう、鋭意努力してまいります。
◆誕生日:1979年
◆出 身:群馬県前橋市出身
◆学 歴:法政大学文学部卒業