
3/12に書いた記事の通り、前橋敷島教室の受け入れ人数を増やすために私達はキャラバンの改修準備に入ったのですが、当初より内装はオシャレにしようと考えてはいるものの、ボディに関して言えばいわゆる一般的な「商業バン」かつ傷だらけな車両のため、お世辞にもカッコいい車とは言えません。
当塾の学習支援は子ども達を対象にしているからこそ、子ども達の目線でかつ彼らが通いたくなるような、ワクワクするような空間作りをこそ大切にしているのですが、ぱっと見の外装修正でそのレベルに到達するには、50万円を超えるほどの予算が必要になってしまいます。
たかだか3名ほどの小規模スペースかもしれませんが、限られた予算の中でどこまで快適な空間に出来るかが新しいチャレンジなのに、地方であれば新たな教室を開き、1年間を維持できるほどの会場予算を外装費だけにかけてしまうのは、はっきり言って本末転倒。
一部のキャンプマニアの間で流行っている、ハケやローラーを使ってのDIY塗装であれば、7万ほどの予算でなんとなく「それなりのレベル」で見せることは出来るかもしれませんが、FLEX㈱さんからご提供いただいているランドクルーザー80・Renocaブランドの「PHOENIX」と並べて停める可能性があるなら、差は歴然となることも目に見えています。例え素人DIYと言えど、労力をかけて仕上げた車両の出来をさすがに笑われたいとは思いません。
と言うわけでダメでもともと、過去に寄贈された「PHOENIX」と同様のツートンカラーに出来ないものか、腰下のスカイブルーだけでも塗料を分けてもらえないものか、FLEXの担当Tさんに電話をかけて事情を相談してみたところ、「腰下で良いのであれば、企業名の露出はしてくれなくとも、協賛企業としての協力はします。」とご快諾をいただけたため、ご紹介をいただいたRenocaブランド担当Sさんへのご挨拶も兼ねて、塗装工場のあるFLEX横浜町田インター店に出かける運びとなりました。
✅ボンネットフードの剥離と塗装

ただ、FLEXさんのお言葉に甘えて腰下塗装をしていただくとしても、自分で出来るレベルの作業、例えばクリア剥げや小傷の目立つボンネットフードくらいは塗装をし直さないと仕上がりに差が出てしまいますし先方に失礼だなと感じたため町田行きの前日、塗装を剥離しホームセンターで売られている塗装スプレーで塗り直しをすることに。



と言うわけで、いわゆる青空塗装&10分インターバルを入れながらの素人作業ではありますが、最低限の準備はできたと割り切り翌日の入庫に備えることとしました。
✅手抜きのない職人魂

ご紹介いただいたRenocaブランドの担当Sさんと、楽しくもさまざまな意見交換をして数日後。ステップアップ塾用に塗装された「PHOENIX」におけるツートンカラーと差が出ないように、Sさんから熱いメッセージと共に確認用の色見本が送られて来ました。
私はそもそも、若い時からモノづくりの世界で生きている人間なので、手間に見合うとは限らないクライアントとのすり合わせにかけるべき労力と時間の大切さを知っています。
売り上げにつながらないことはやらない、と言う企業が少なくない昨今、協賛プロジェクトにも全く手を抜かない職人魂に、正直かなり感激いたしました。
4/1に予定されている車両の引き取りが、早くも楽しみで仕方ありません。ワクワクしっぱなしです。
続く

濱松 敏廣
「子ども時代に感じたDV家庭での不条理を、他の子ども達にまで感じさせたくない。」
そんな想いで、ステップアップ塾を開塾しました。
子ども目線での「有ったらいいな。」を忘れずに、食事つきを前提とした無料学習支援を実施しています。
ヤフーニュースへの寄稿
・「おんぶ」をせがむ小・中学生たち 生育環境で得られなかった「愛」を求めて
・学習塾の自粛で”居場所”失う子たち
・子どもの「スマホ依存」、どう向き合うべきか?取り上げることが「解決」ではない場合も
・“教育格差”是正に向けた1つのヒント 個別指導型オンライン学習のメリデリ
・食べられない子どもたちの現実 “SOS”を見逃さないために大人ができること
誕生日:1976年7月2日
出 身:東京都板橋区
学 歴:明治大学経営学部卒
現 職
・NPO法人維新隊ユネスコクラブ/理事長
・ステップアップ塾/塾長
・株式会社MACH2/代表取締役