塾長便り

【東京ワセダロータリークラブ様より、定期的なお肉の支援が決まりました!】

投稿日:2016年10月15日 更新日:

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今年度の6月より、らでぃっしゅぼーや様を通じてセカンドハーベストジャパン様をつないでいただいた関係でだいぶ食環境が良くなっていた当塾ではありますが、やはり課題の一つには依然タンパク源の安定的な確保がありました。

食べ盛りの子どもたちにとって体と脳に充分な栄養が行き渡らねば、学力も体力も上がるはずありません。それは言うなれば、気力だけで戦争に勝ってこいと言っているようなものです。

おかげさまで今年度はJT様から助成金をいただけているため食費を含め、多少運営費の補助にはなっておりますが、設立当初に無理をしながら運営を続けた分、例え1クラスと言えども決して楽な事業ではありません。

単年度事業ではないステップアップ塾の活動は、できるだけ早期に持続可能なシステムを組み上げられるかが勝負の分かれ目です。大げさに聞こえるかもしれませんが、私はそれくらいの気持ちでいろいろな方に運営の窮状を訴えておりました。

【少しずつ、集まりだした支援の心】
先日書いた(株)八洋様による寄付のきっかけですが、新宿区の職員の中でも特に私たちを推してくださったK様から全てが始まり、退職なされた子ども家庭課のM課長をはじめとしたさまざまな方たちからのご推薦により、東京ワセダロータリークラブのO元会長につながっていった経緯があります。

3月に実施された卓話にご招待を受け、「教育格差」の現実を心を込めてプレゼンさせていただいたところ先の後藤社長を始め井上様など、さまざまな出会いをいただきました。

そして調整すること、約半年。ロータリー様の中でもさまざまな調整をしていただき、今回の定期的な肉協賛につながったのです。

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【子供は正直!残飯がほぼゼロへ!】

協賛初日となった10月6日。

おそらく国産牛であろう予想以上に上質な美味しいバラ肉が雑司が谷の大久保肉店様より届いたことに加え、当日は松茸ご飯をセカンドハーベストジャパンよりいただいていました。

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※大久保さんとご挨拶

いつも1時間をかけて調理ボランティアに来てくれる安原先生も、
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この日、給食当番だった愛先生も心なしか、ニッコニコ。
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そして待ちに待った、いただきますの時間!

「松茸ご飯、食べたの初めて!美味しい!!何?この香り!(◎_◎;)」

「この牛肉、マジ美味い!すげー!Σ(・□・;)」

「宿題やってこなかったから、お替り出来ないよ!マジ、悔しい。次回絶対やってくる!(;_;)」

年に一回の松茸ご飯や国産牛の提供を、贅沢と取られる方がもしかしたらいるかもしれません。

しかし現場から言わせていただければ、大多数の子どもたちにとって「お金を稼ぐ意味」はわかっていないのが現状です。
つまり、勉強が自分たちにとってどんな未来に繋がるのかがわからないまま、勉強しろと言われている子どもがほとんどなのです。

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私たちが目指すもの。
それは子どもたちが国にとって、本当の宝となりうることです。
引き続き、皆さまとともに子どもたちを育てていきたいと思いますので宜しくお願いします。

ステップアップ塾 塾長 濱松 敏廣

 

 

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