「儲からないだろうに、よくやるよね。大切なことだとは思うんだけどさ。」
私はよく、人からこう言われます。
確かにたくさんの持ち出しがあります。お金も、人も、体力も。それに加えて時には他人から心ない言葉を吐かれる時もあるので、辛さや人の醜さを感じる時も多々あります。
でも、結局私たちの活動を必要としてくれる人が存在して、子どもたちにとって直接ないしは間接的な成長を間近で感じることができ、毎回いただけるとは限りませんが子どもたちを含む他人様から心からの感謝の気持ちをいただくことができる。活動に賛同してくださった人から、寄付をいただくことだってある。
これは言うなれば、「他者との相互理解交流」とでも言えば良いのでしょうか。
人と繋がりたいなら男女間の恋愛じゃなくとも、お金が絡むビジネスじゃなくても良いと思うのです。
◼︎教職に合格した、という学生講師からの報告
学生時代お世話になった明治大学・星野教授からご紹介をいただき、同大学の教職担当でもある佐藤教授の授業でステップアップ塾のご案内をさせていただいたこともあって、去年明治大学からは二人の学生が当塾を手伝ってくれました。
先日そのうちの一人、竹井先生から約半年ぶりの連絡をいただいたのです。
「去年ステップアップ塾で経験させていただいたことが、面接でも現場実習でも活きて、教職試験に合格しました!だから塾長夫妻と室屋先生(下北沢校の前担当メンバー)には直接お礼が言いたくて・・・。」
そう言いながら就活を無事終えることのできた4年生の彼は、新宿校で久しぶりの講師ボランティアをしてくれた上で、合間の時間に合格証を見せてくれました。
◼︎支え、支えられていることの共通認識
私たちが直接的な支援をしているのは、もちろん子どもたちです。私たち管理者はあくまでも先生たちの人間力を信じ、「彼らのお兄ちゃんお姉ちゃんになってくれ」とお願いしているにすぎません。
しかし、勉強が得意でもコミュニケーションが下手な人は子どもたちを通じたコミュニケーション力の向上を、自分の生い立ちの中で埋められなかった兄弟愛を望む人は子どもたちとの直接的な交流を、活動を通じて優秀な仲間を探したい人は大学サークル的な交流を、それぞれがそれぞれの立場で参加する意義を見出し、参加してくれればいいと思っています。
本来社会貢献事業は利害関係のない他者との「相互理解交流」の実感こそが、喜びなのですから。
そんなことを改めて感じさせてくれる青年たちとの交流の場所、ステップアップ塾。
みなさまのおかげで、当塾もステップアップしつつあるようです。
本当にみなさん、ありがとうございます。
本日の視察先である岩手県のビジネスホテルより、心から感謝を込めて。
濱松 敏廣
「子ども時代に感じたDV家庭での不条理を、他の子ども達にまで感じさせたくない。」
そんな想いで、ステップアップ塾を開塾しました。
子ども目線での「有ったらいいな。」を忘れずに、食事つきを前提とした無料学習支援を実施しています。
ヤフーニュースへの寄稿
・「おんぶ」をせがむ小・中学生たち 生育環境で得られなかった「愛」を求めて
・学習塾の自粛で”居場所”失う子たち
・子どもの「スマホ依存」、どう向き合うべきか?取り上げることが「解決」ではない場合も
・“教育格差”是正に向けた1つのヒント 個別指導型オンライン学習のメリデリ
・食べられない子どもたちの現実 “SOS”を見逃さないために大人ができること
誕生日:1976年7月2日
出 身:東京都板橋区
学 歴:明治大学経営学部卒
現 職
・NPO法人維新隊ユネスコクラブ/理事長
・ステップアップ塾/塾長
・株式会社MACH2/代表取締役