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四年ぶりの挨拶とケジメ

投稿日:2023年3月12日 更新日:

週に一回の学習支援とは言え、準備やチームビルディングにかかる報・連・相を含めれば、当団体のボランティアは負荷がかなり高い活動と言えるでしょう。

にも関わらず、一年間を通じて毎週必ず参加してくれる学生はもちろん、大学在学中の四年間はおろか、高校生の時代から当塾講師としての活動に意義を見出し、子ども達との伴走を毎週継続的に実践してくれる現役学生だけでも今や毎年20〜30名、登録人数だけで言えば年間160人を超える組織になりました。

そんな彼らに対し、コロナ禍以前はなんだかんだで送別会を行いお礼を伝えることは出来ていたのですが、ここ数年は卒業してしまう先生に会うことすら叶わぬ状況だったのです。

しかし今年の3月11日、神楽坂の協賛企業㈱八洋さんご協力のもとで例年通りの送別会をようやく開くことが出来ました。気づけば4年ぶりの大型対面イベントでした。

✅挨拶の重要性とコミュニケーション

※メッセージボード代わりのボンネットボード

若かりし頃に通っていた課外学習、いわゆる習い事で私個人の成長に今でも役立っていると感じた経験や学びは何かと聞かれれば、残念ながらその場所は塾ではありません。リトルリーガー時代、人としての礼儀を語るIコーチから教わった「挨拶は全ての基本」と言う考え方、と言えるでしょう。

能力のあるなしに関わらず、社会に出てからは特に挨拶を含むコミュニケーションが出来ないと苦労をするのは言わずもがなの話ですが、その教えを意識的に守って来たおかげで私は他者とのコミュニケーションが得意になり、能力以上の幸運を掴むことが出来るようなった気がしています。

だからこそ当塾では学習支援のみならず、食事の際のマナーや挨拶も含めて五月蝿く指導をするよう仕組み作りを行って来たのですが、コロナ禍以後、運営者から講師に対するお礼はもちろん、受験に合格した生徒から講師にお礼を伝える機会までもが奪われ、塾に関わる全ての方へのケジメとなるであろう機会を作れなくなってしまったことが、ずっとモヤモヤしていました。

今にして思えば、勉強を教える事が主目的と言える塾とは言え、教育現場の端くれとして大人が範を示せぬことに対する苛立ちに近いものだったのでしょう。

✅食育の重要性

※駆除で捌いた鹿の脚

また加えて、みんなで晩ご飯を食べることの出来ていた北山伏町での活動時以前は出来ていた食育の徹底が物理的に出来ない状況にも、苛立ちを覚えていました。

と言うのも、対面を前提としない活動が続くとどうしてもインスタント食品に頼る場合が増えるのですが、アレルギー報告をしていない生徒が好き嫌いの末に捨てたと思しきインスタント食品のエビが数回、未調理のままゴミ箱の整理時に見つかったため、食育の限界を感じていたのです。

食事にウエイトを置く学習支援を謳いながらも有志の善意に頼らざるを得ない、あいやみんなの力があればこその無料塾における課題として、どの機会を活かして運営者の想いを伝えるかはある意味冒険的要素が強いのですが、結果的に私は数年前から所属している前橋北部猟友会に協力を求め、自分で捌いた鹿肉の脚をカレーのトッピングとして、希望者に対して提供することに決めました。

命をいただくことの意味と団体として一食一食の食事を大切にする気持ちを、参加者全員に感じて欲しかったのです。

✅笑顔の連鎖と完食された食材

※最後までいてくれた参加者達とパチリ

送別会で送り出すことの出来なかった学生講師や生徒とその保護者、声かけした人数は400人ほどの話ではありますが、結果的に集まってくれた講師や生徒、そして支援者は約100人。

私が夜なべして用意したカレーも、管理栄養士のさおりさんが調理してくれた12kgの鹿肉も美味い美味いと完食され、たくさんの笑顔に触れることができた一日でした。

本当に、「おかげさま」。

改めて、関係各位のみなさまに感謝です。
ありがとうございました。

送別会会場協力:㈱八洋

鹿肉提供:前橋北部猟友会

鹿肉調理協力:杉山佐保里

野菜提供:金岡さんのお母さん、川村明啓

レトルトカレー提供:MOTTAINAI BATON ㈱

長机&パイプ椅子レンタル協力:いたばし総合ボランティアセンター

寄付:石井菊次郎、前田哲平、田中純一郎
関係者用チラシ作成:福田慎也

(敬称略)

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